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vol.89
「世界の伝統芸能(Part2)」
"Traditional Art"

伝統芸能は、その国の文化や特色が色濃く表れるものです。バングラデシュでは、聖人と崇められている吟遊詩人。ポルトガルでは、民族歌謡を歌うレストランの女性オーナー。中国では2000年前から伝わる演奏法の伝承者が登場します。それぞれの伝統芸能を通して、各国の文化の違いや共通点を見つめます。

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「世界のタクシー」"Taxi"

知花くららからひと言コメント

知花くららからひと言コメント

皆さんは伝統芸能と言って、どんなものを思い浮かべますか。
日本の伝統芸能と言えば、例えば能だったり歌舞伎だったり、そういうもののイメージが強いですよね。
でも伝統芸能と聞くと、やっぱり少し敷居が高いイメージがあったりします。
世界には本当にたくさんの伝統芸能があって、
その芸能を受け継ぐ人たちがたくさんいるんですが、今回はどんな人々に会えるのでしょうか。

vol.89 「世界の伝統芸能(Part2)」 "Traditional Art"

中国・新疆ウイグル自治区

 

ポルトガル・リスボン

 

バングラデシュ・ジョソール

ムハマイティ・イリ(47歳)

リディア・オリベイラ(49歳)

フォキル・バブ・シャイ(37歳)

ウイグル族に2000年以上伝わる、歌、踊り、演奏が一体化した「ムカム」。23歳の時、本格的に修行を始め今ではリーダー的存在。

民族歌謡ファドを聴けるファドレストラン「バイウカ」の女主人。もともと従業員だったが、2年前に夫と結婚して、経営を任されるなった。

バウルの歌の伝承者。バウルと呼ばれる吟遊詩人であり修行者。いかなる宗教や階級社会にも属さず、世俗から離て暮らしている。

 

 

アラブや中国の民族・文化が融合した地。ムハマンティはムカムの継承者を育てるため自宅で弟子をとり指導を始めた。

ファドは人生の喜びや哀しみを歌うポルトガルを代表する音楽。プロが歌う店が多い中、リディアは自らファドを歌う。

周りにはいつも村人が集まっていて、身の回りの世話はすべて弟子がしている。突然、バブが楽器を演奏し始めた。

ムカム演奏者の多くが農業を営む。ウイグル族は古くから豊作の喜びや生活の中で感じる喜怒哀楽を音楽で表現してきた。

開店と同時に店内は満席に。30分後、常連たちがファドを歌いにやってきた。この気取らなさが下町の歌、ファドの伝統。

バブは10歳で実家を離れ12年の修行を経てバウルになった。バウルの歌は、歌詞では残されていなく歌として伝承される。

夜のイベントに2000人を超す人々が集まる。新疆ウイグル自治区で最も長い歴史を持つ伝統芸能は全演目のトリを務める。

仕事が一段落すると、リディアはひとりの歌い手としてファドと向き合う。そして最後には誰もが歌える曲を歌う。

周囲の村々を訪ねることを旅と言う。バブと弟子たちは隣村へ向い、演奏を聞きつけて多くの人々が行列に加わってきた。