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vol.79
「世界の楽器」
"Musical Instrument"

音楽を聴けばその国が頭に浮かぶほど、音楽とそのお国柄とは密接に関係しています。そして、それぞれの国にそれぞれの音楽があるように、それぞれ独特な"楽器"が存在します。今回は、そこに暮らしてきた人々の伝統や文化を音にしてあらわす楽器とそれにたずさわる人々をご紹介します。

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「世界のタクシー」"Taxi"

知花くららからひと言コメント

知花くららからひと言コメント

私、楽器と聞いて思い出すのは、沖縄の伝統舞踊のエイサーの時使う大きな太鼓です。
紐で抱えて太いバチで打ち鳴らすんですけど、
その太鼓の音を聞くと沖縄の音楽という感じがして、私の中の血が騒ぐんです。
わくわくして「沖縄へ帰りたい」という気分にいつもなるんです。
さて世界にはどんな楽器があるんでしょうか。

vol.79 「世界の楽器」 "Musical Instrument"

マダガスカル・アンタナナリボ

 

オーストリア・ウィーン

 

グアテマラ・グアテマラシティ

ジョンナ(42歳)

クラウディア・ルーク(38歳)

レステル・オメロ・ゴディネス(57歳)

結婚式や祭りには欠かすことができない伝統楽器「ヴァリハ」作りの職人。20年前に弟子入りして、その後独立した。

ウィーンで20人しかいない、マイスターの称号を持つ弦楽器職人。3年前に、大きな工房で20年来の同僚とドイツから移住し、工房を開いた。

国立の大統領府マリンバ楽団の団長。マリンバは木琴の一種、若い頃から演奏で生計を立て、家族6人を養ってきた。

 

 

炭で焼いた竹筒の上に弦を張ったのはヴァリハ。ジョンナは、のこぎりや彫刻刀でオリジナル模様をつけていく。

クラウディアは、演奏家から依頼されたバイオリンを製作している。二人は、お互いの作業をチェックして仕事を進める。

レステルは、国家行事でも演奏を行うマリンバの第一人者。グアテマラのマリンバは、複数の人間で演奏するのが特徴。

かつてヴァリハの弦は竹の皮だったが、現在は自転車のブレーキワイヤーが使われる。ジョンナは、弦の音階を調整する。

オメッツベルガーさんはプロの演奏家。楽器のテスト演奏をよく引き受けてくれる。少しずつ調整しながらテストする。

レステルは楽器工房を訪れた。グアテマラのマリンバ独特の共鳴音は、木製のパイプ、カッハに施された工夫による。

この日、ジョンナは作業場に泊まらず自宅へ帰る。静かな農村で、子ども達にヴァリハを弾いて聞かせる。

カザフスタンからきたばかりのチェリスト。ウィーンでの成功を目指す若い演奏家を、クラウディアたちの技術で支える。

かつてマリンバは、街の至る所で演奏されていた。レステルの発案で、若い人たち向けコンサートを定期的に行っている。