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vol.73
「世界の研究者」
"Pursuer"

何かにこだわり、何かをとことん突き詰める為、研究に研究を重ね、学術的に解明するのが学者。彼らは一体何に興味を持ち、何に魅かれてその研究に没頭しているのでしょうか?カメルーン、オーストラリア、ベネズエラの学者を訪ねます。

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「世界のタクシー」"Taxi"

知花くららからひと言コメント

知花くららからひと言コメント

私の周りにも学問を研究している友人が数名います。
哲学だったり、心理学だったり、宗教学もいます。
でもみんな口を揃えて言うの、やっぱり生活が厳しいと。
好きなこと研究しているのだけれども、お金にはなりずらいし、
毎日の不安、将来の不安があるんだよな、なんて話しているのをよく耳にします。
でも私から見ると、なんか毎日が楽しそうです。
好きなことを突き詰める、なんかいいなあなんて思います。
世界には、どんな研究者がいるんでしょうか。見てみましょう。

vol.73 「世界の研究者」 "Pursuer"

オーストラリア・アデレード

 

ベネズエラ・コロソパンド

 

カメルーン・ヤウンデ

ヨーク・ハッカー(56歳)

ホセ・グレッグ・アコスタ(40歳)

エマニエル・ダンイー(52歳)

ボン大学で気象学を専攻し博士号を取得。南オーストラリア州立航空研究所の依頼を受け、大気物理学という新しい研究を始めた。

かつて乱獲の対象だったため絶滅危惧種に指定されているオリノコワニ。保護と繁殖を研究するため、15年前この地に移り住んだ。

17歳で国の奨学金でイギリスのリバプール大学に留学。専門は電子工学。ハーバードやMITで教鞭をとり、現在国立ヤウンデ大学の教授。

 

 

ヨークは、日系インド人の妻と二人暮らし。
所属する研究員はヨーク一人だが、妻のシャクティが助手の代わりをつとめている。

野生では5%、ホセの研究では90%の生存率。
現在、ホセは条件を変えながら187匹のワニを育てている。これまで4000匹のワニを自然に帰した。

エマニエルの講義がはじまる。
カメルーン全のエリート学生たちに、産業用ロボットの自動制御プログラム理論を教える。

ヨークは計測器を設置したモーターグライダーを、自ら操縦して幅広く調査研究をしている。
海水と淡水の混じり合う汽水域上空を飛ぶ。

ワニが接収する栄養素についての研究。
安定供給できる小麦粉を原料とした人工飼料を、肉食のワニに与える新しい試み。

同僚の教授と実験室へ向かう。
エマニエルの研究は、国の産業発展に不可欠なものだが、まだ予算を確保できないのが現状。

3時間、汽水域上空を飛んでデータ収集を続けた。
ヨークは自宅に戻ってもデータを取り込み、研究は続く。「強い情熱と、必ず成し遂げることだ」という。

ホセにとって、ワニの成長が何よりの喜び。
ワニの全長、体重をしっかりと測る。
「絶滅から救うことが私の情熱だ」という。

全て学生たちに長年の研究成果を伝える。
エマニエルは、「電子工学は、カメルーンを豊かにする原動力だ」という。