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vol.58
「世界の鉄道」
"Railway"

世界各地の鉄道に携わる人々を通してその魅力を探ります。カザフスタンでは機関士歴20年のベテラン。南アフリカでは豪華列車で働く女性客室乗務員。ウルグアイでは幼い頃の夢をかなえた年配機関士。それぞれの一日を追いかけます。

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「世界のタクシー」"Taxi"

知花くららからひと言コメント

知花くららからひと言コメント

私、大学進学のため沖縄から東京に出てきたんですが、
東京生活を始めてから、初めて乗った東海道線・・・、すごく感動したんです。
東京都と神奈川県の県境を電車が越えた瞬間、本当に大喜びしてしまって、
沖縄には電車もないですし、いってみれば県境もありませんから、
「鉄道の旅で、県の境を越えられるんだなあ」と、すごく感激したのを今でも覚えています。
鉄道って、人が感激するシーンをつくり出してくれるんですね。
さて世界で、人と鉄道はどのように関わっているのでしょうか。

vol.58 「世界の鉄道」 "Railway"

カザフスタン・ウシュトベ

 

南アフリカ・プレトリア

 

ウルグアイ・モンテビデオ

ルスラン・アリムジャノフ(46歳)

フランソワーズ・フラハ(28歳)

ロドルフォ・フォンテラ(64歳)

中国・ロシア、ヨーロッパを結ぶシルクロードの中継地。18歳でソビエト連邦時代の鉄道局に働き始めて28年、機関士になって20年のベテラン。

雄大な自然を眺めながら旅することができる、世界でも指折りの豪華列車ロボスレイル。観光学校を卒業して、4年前に客室乗務員になった。

幼い頃からの機関士になる夢は鉄道の衰退で閉ざされたが、鉄道保存活動に取り組み、100年前の蒸気機関車を4年間かけて修理して蘇らせた。

 

 

デポと呼ばれる列車運行所で一日の予定を確認。
ルスランは、機関士助手と出発するウシュトベ駅へ向かった。1時間遅れで予定の列車が到着した。

フランソワーズは、この日、首都プレトリアからケープタウンまで1600キロの乗務する。
担当する車両に乗り込み、客室をチェックする。

月に一回、観光客を乗せて機関車を走らせる日。
機関車に火をつけて、蒸気圧が高まるまで4時間。ロドルフォの晴れ舞台がスタートする。

ルスランは、急いで出発の準備をする。
運行記録機をセット・・・、燃料を節約しながら、いかに遅れを取り戻すか、腕の見せ所。出発!

ケープタウンに向けて「アフリカの誇り」が出発!
ロボスレイルの客室は3クラス。ディナーは高級レストラン並みの食堂車が使われる。

新モンテビデオ駅に到着、乗客の多くは蒸気機関車を見るのも乗るのも初めてだ。
出発!ロドルフォは、誇らしげに汽笛を鳴らす・・・。

帰りは貨物列車「車高が高く気持ちがいい」という。
カザフスタンの鉄道は、ほとんどが単線。
牧歌的な風景の中、列車は進む。

食堂車が賑わいを見せる頃、客室でベッドメイク。
フランソワーズは、「ここで働いているというより、自分も旅行している感じがするの」と言う。

ロドルフォが復活させた機関車は、ウルグアイ独立記念日から名付けられた「8月25日駅」で折り返す。
帰りの出発時間まで、のんびりくつろぐ。