
- vol.57
- 「世界の川」
- "River"
小さなせせらぎから、大河まで、川にはいろいろな表情があります。ハンガリーのドナウ川を描き続ける女性画家。米国のハドソン川を守るリバーキーパー。ベトナムのメコン川で川と共に生きる男性一家。川に魅せられる人々に迫ります。

知花くららからひと言コメント

川と一言で言っても、すごく大きなテーマですが、私、旅先でいろんな川に出会うんです。
例えば、夏に京都を旅したとき、「鴨川」がすごく風情があって素敵なんです。
そして昨年、カンボジアを取材で訪れて、その時に出会った「メコン川」これもすごく興味深いんです。
その「メコン川」の水上で生活している人々がいるわけなんですね。面白かったですね。
あとはパリの「セーヌ川」とか。
この間のお休みにパリへ行っていたんですけど、建物の風景と川が、すごくうまくマッチしていて、ロマンチックできれいですよね。
ひと口に川といっても色んな表情がありますよね。そしてその側に人々の色んな生活がある。
さて世界の人々は、川とどのように関わっているのでしょうか。
vol.57 「世界の川」 "River"
アメリカ合衆国・ニューヨーク |
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ベトナム・ニャバイ |
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ハンガリー・ドナウ フルドバーリ |
ジョン・リップスコム(56歳) |
ウォン・ハン・フォン(32歳) |
オスロリ・ピロシュカ(90歳) |
ハドソン川の環境問題に取り組むNPO団体の一員。少年時代から、ハドソン川で育ち、船乗りになって世界中の海を航海し、またこの川に戻ってきた。 |
メコンデルタ、川とともに発展してきた町で生まれ、15年前から水上市場にザボンを売りに行く。また父と二人の弟と船の修理工場も営んでいる。 |
首都ブダペストから南に100キロ、ドナウの名を冠した街で生まれ育った。70年以上ドナウ川をモチーフにした絵画を描き続けいる。 |
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ジョンは、自分を育ててくれた川のために役立ちたい一心から環境保全の仕事に加わった。
川を汚染するものが流れ出ていないか監視する。 |
市場では、夜明け前まで果物や野菜、雑貨や家畜などさまざまなものが水上で売買される。
フォンは、毎日同じ時間に行き、そして家に帰る。 |
家中に飾られたピロシュカの作品。
「描く度にドナウは全く違う表情をするの、そしてたくさんの思い出があるの」と言う。 |

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この日、環境問題に取り組む仲間と共に調査。
いくら警告しても、何も改善されない場所での、不法停留船の調査をする。 |
翌日市場で売るためのザボンの仕入れから戻る。
妻や娘と昼食の時間、フォンは、「果樹園に果物を仕入れに行った時に妻と出会った」と教えてくれた。 |
若い頃から、ここで何度もドナウ川を描いてきた。
ピロシュカは、絵を描きながら、「きれい…、ドナウはいつもきれいだわ」と言う。 |

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工場近くに住む住民に環境被害の情況を詳しく聞きだしてから、今日の調査を終了する。
そして、ジョンはひとり、3時間かけて家に帰る。 |
今夜のおかずに、魚を獲りにいく。
フォンは言う、「何も変わらず、このままの姿だったら。生まれ変わっても、この川で暮らしたい」 |
川からの帰り、ピロシュカの個展が開かれている公民館に立ち寄り、思い出の絵を見せてくれた。
夫が描かれている、「思い出そのもの」と言う。 |
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