GLOBAL VISION

テーマの解説・見逃し視聴

バックナンバー  

vol.55
「世界の絵画」
"Picture"

数ある芸術の中で最も古く、その国ごとに違う文化として発展している絵画。ギリシャ・カザフスタン・中国で、絵画に人生の全てを捧げる3人の生き様から、絵画が持つ不思議な力と、そのエネルギーの源を探し出します。

  • 500Kで視聴
  • 1Mで視聴

「世界のタクシー」"Taxi"

知花くららからひと言コメント

知花くららからひと言コメント

私も絵を描くのが大好きなんです。お家にイーゼルと油絵の具のセットがあるくらいなんです。
実は先日、あるギャラリーのオープニングで、ある作品との出会いがありました。その作品は、すごく大きなものなんですが、線が横に流れていて、まるで地平線のように見えるんです。
私はその作品を見たときに、去年旅したアフリカのザンビアの朝焼けによっくりだなと思い、心をその瞬間に奪われたんです。
作者の方に話を聞いてみたら、「アフリカに旅したことないし、そういうイメージで描いた訳ではないですが」というお話だったんですが、その時に私、思いました。アートは、「見る人の自由も尊重してくれるんだな。描く人の想いもありますし、見る人もすごく自由だ」なるほどなと、感心しました。
さて「世界の絵画」にまつわる人たちは、どんな一日を送っているのでしょうか。

vol.55 「世界の絵画」 "Picture"

カザフスタン・アルマトイ

 

ギリシャ・アテネ

 

中国・上海

オラルベク・トレバルディエフ(49歳)

マリア・マネータ・パパドゥプル(65歳)

ジャン・ジュン(40歳)

画家や画商が集まるアルマトイ市内ジベック・ジョル大通りで似顔絵を描く。この似顔絵描きと肖像画で一家6人を支えている。

世界中の教会から制作の依頼を受けるギリシャを代表するイコン画家。イコン画家の家で育ち、13歳から描き始めた。

21世紀初頭、現代アートの投資ブームに沸いた中国。2年前に金融の世界から転進し、2008年に思竹(スーズ)画廊をオープンさせた。

 

 

オラルベクの定位置は中央郵便局前。
なかなか客がつかまらない。隣のアイスクリーム売りの女性にモデルを頼み、展示用の似顔絵を描く。

教会の壁に設置されるイコン画を描くことは、ギリシャで特別な画家にしか許されていない。
マリアは資料を見本として描き進める。

自宅で絵を鑑賞するイメージの思竹画廊は、上海でも斬新な画廊として注目されている。
脈ありの客なら、ジャンは自ら接客する。

冬は厳しく、町で似顔絵を描く期間は限られるが、しかし値段の高い肖像画の依頼が持ち込まれる。
自宅庭のぶどうの木の下がオラルベクのアトリエ。

聖ジョージ教会のベネディクト神父が、教会壁画を依頼するためマリアを訪ねてきた。
イコン画の描き方は教会法で細かい定めがある。

上海の下町風情が残る町フンジンに、ジュンが契約する画家リュウ・ジーレンを訪ねた。
その後、農民画村のアトリエへ向かう。

三男を連れて風景画を描きに出かける。
オラルベクは、「将来、自分の中から湧き出るものだけを描きたい」と思いを語る。

自宅へ帰る途中、聖ニコラス教会に立ち寄る。
マリアは礼拝堂のイコン画を5年前から制作しているが「資金が足りなく中断している」と説明をする。

農民画の魅力を広めたいジュンは、フンジン観光局と手を組み、食器セットを売り出す。
今日は、そのデザインをチェックする。