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vol.17
「世界のターミナル」
"Terminal"

遠い地へ旅立つ人、故郷へ帰って来る人、通り過ぎてゆく人、そして、そこで働く人...。ターミナルは人間ドラマの宝庫です。韓国、ラオス、チェコのターミナルに関わる人々の視点から、何かが見てきます。

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「世界のタクシー」"Taxi"

知花くららからひと言コメント

知花くららからひと言コメント

私のターミナルの思い出といえば、フランス留学していた頃、ある日傷心旅行に出かけたんです。一人きりになりたくて、そして町のターミナルにフラフラと行ったんですね。
切符売り場のおじさんに「行き先はどこでもいいので、一枚切符をください」と。
そしたら、おじさんが「どうしたんだい?」と聞いてきたんです。
私は「考え事がしたいんです。一人で旅に出ます」と言ったら、
おじさんは何も」聞かずに、笑顔で「BON VOYAGE!(いい旅を・・・)」といって、私を送り出してくれたんです。
その時のことが、ものすごく印象的で、おじさんには二度と会わないかも知れない・・・。
人の想いが交差する場所、ターミナルで生まれる出会い、いいですね。
それでは「世界のターミナル」、見ていきましょう。

vol.17 「世界のターミナル」 "Terminal"

ラオス/ビエンチャン

 

チェコ/ブルノ

 

韓国/ソウル

トーン・サイソンカム(30歳)

B02 タイトルマルティン・プルンドラーク(35歳)

チョン・ウジク(33歳)

農家の長男だが、家業は姉の家族が継いだ
6年前、ビエンチャンに出てきた
3年前から、ここ南バスターミナルで働く

路面電車の操車場
2年前に責任者として抜擢された

警官の仕事にあこがれていたが、
4年前から高速バスターミナルの警備員として働く

 

 

トーンは、バスターミナルの雑用なら何でもこなす、ガマコンという仕事をしている。

1934年に開設された操車場。
最大で200台の路面電車を収容できる。

午前8時、始発バスが出発して2時間後、ターミナルは賑わいはじめた。ここでひとりの警備員と出会った。

ガマコンの仕事には、荷物運びの他に、乗客の呼び込みとう大事な仕事がある。

1920年代に作られた古い路面電車を見せてくれた。今でもイベントがあれば街を走る。

ウジクは、2年前、切符売場で働いていた女性と結婚した。ターミナルでの彼は、皆から愛されている。

今日も、故郷サワナケット行きのバスを見送る。トーンが故郷に帰れたのは、これまで2回だけだ。

マルティンの勤務がそろそろ終わる。ターミナルで一番好きな場所はどこなのだろう。

今は病気の妻について語る。ウジクは家族旅行の夢を抱きながらターミナルの喧騒を歩く。