vol.72 「世界のお菓子」
2010.03.01
一度だけ、京都で和菓子作りを楽しんだことがある。
お花見の帰りに友人達とワイワイ、
粘土細工のような生菓子になったが、いただいた時は自作ということも手伝っておいしいと幸せになった。
アイリーンさんは結婚してからマレーシアの伝統菓子を知り、秘伝を習得して店まで出してしまった。
おもてなしの伝統菓子を毎日、屋台で売って大人気。
おもてなしといえば・・・
「茶棚から菓子皿を出して、客にでもするように、羊かんや最中を盛って出してくれるのであった」
という室生犀星の<幼年時代>の一編を思い出した。
どういう時も器に容れて特別な客をもてなすようにお茶も添えて子供の自分に出してくれる母への気持、幸福感が伝わって来る。
母のように駄菓子を売っている高橋のおばあちゃんは東京にいた。
おじいちゃんが亡くなってからも53年の間ずっと駄菓子屋さんを続けている。
店先で子供と話すおばあちゃんは生々していた。
私もその昔、駄菓子屋さんは大好きだった。
食べると口がまっかになるすももも好きだったし、試験管のようなガラスをチュウチュウ吸うと、ヌルっと出てくるゼリーも好きでよく買った。子供ながらに幸せになる瞬間。
今回は私が大好きなお菓子、お菓子は万人を幸せにしてくれる。








