GLOBAL VISION

夏木マリ ディレクター プレイヤー
73年「絹の靴下」でデビュー。
80年代より演劇にも活動の幅を広げ、芸術選奨文部大臣新人賞、紀伊國屋演劇個人賞等受賞。
93年から続くシアターワーク「印象派」では身体能力を究めた芸術表現を確立し、国内外での公演も成功、その演出にあたっている。
舞台シェイクスピアなどの翻訳劇から、ストレートプレイ、音楽劇まで、多岐に渡るジャンル、アートシーンからのオファーが絶えない。
06年結成したブルースバンド「ジビエ・ド・マリ」を率いている。
07年MNT(マリナツキテロワール)というパフォーマンス集団を立ち上げ主宰。
著書「カッコいい女!」「81-1」「夏木マリのABC」を刊行。
08年4冊目の著書「泣きっ面にマリ」(講談社)を上梓、アルバム「THE HIT PARADE」(ポニーキャニオン)をリリースした。

http://www.marinatsuki.com/

バックナンバー  

夏木まりの「違うからタノシイ」 「グローバル・ビジョン」をかかさず視聴している夏木マリが、番組の中で登場する人々との、「出会いがあって、生まれる感動」について語ります。

vol.74 「世界の帰郷」(最終回)

2010.04.01

ところはスペイン。
数少ない男たちも町を出て行くようなその土地で、失業中の夫と15歳の娘と暮らしている一人の主婦。
ある日、死んだはずの母親が生きているというウワサ(・・・)を耳にした。
そして母親が登場する。
その主婦は幼いころ火事で母親を亡くしていた。
今、亡くなった母親の人生を再び見ることで、主人公は自分の人生を豊かにしている気持になるのである。
これはペネロペ・クルス主演の映画「帰郷」のお話だが、
母と娘がベンチにすわっている姿がなんとも印象的ないい映画だった。


帰郷というと私はこの映画を想い出す。
郷へ帰るということは、なんとも安心するそれはココロを共有できるからだ。
私なんぞ、帰るところがないといえばない東京っ子だが、それでも旅から帰った時は帰郷・・したという安らぎがある。


オマーンの父に会いに帰るアル・マワル君は、
喜びも悲しみも共有できる高校時代の想い出を持って郷へ向っていた。


兵役を終えたソウルの青年は、
もう二度とここへ戻って来たくないという帰郷、そういうこともあるだろう。


  • オマーンのアフマド・ガージー・アルフサイニーさん

  • 韓国のハン・ソンボンさん

  • コソボのラデュレ・ジューリッチさん


今回は友人・家族・想い出と愛あふれた一本だった。私のラストとなるコメントが愛あふれた作品で感謝したい。



番組には益々のご活躍を・・・。


Thank you!
See you around!